hare-brained-unity-hikari-

 朝起きてうだうだし、大学で明日の社会学概論の準備。といってもプリントつくって刷るだけだけど。半年で終えるはずだったはずのテキストをまだやっている。率直に言って、プリントは実はじゃまくさい。どうしても話が縛られてしまう。まあしょうがない。で、そのあと科学研究費の申請書類の作成。昨年けっこういけてると思ってダメだった。今年昨年の申請書類を見てみると、やっぱこれじゃだめだと思った。アイディア一本勝負で計画性がない。丁寧に計画を練ったので、それを記入した。さらに公務が。
 帰って、うだうだしながら、一昨日買ったhare-brained-unity の『光-hikari- 』を聴く。前なら、ザクッと新譜まとめ買いだったのに、「竜舌蘭」なんかは見送って、女性ボーカルのコンピレーションも買わず、もちろん洋楽は新譜を見ないようにし・・・、結局インディーズのブースに釘付け。「近頃CD買ってないなぁという人へ。絶対買おう」とか、新星堂大プッシュ。でもって、インディーズの棚の方にもディスプレイしてあって、「6曲ぜんぶ鬼」とあった。痺れました。「ぜんぶ鬼」。鬼のように欲しくなった。鬼のように迷い、結局購入!!試聴して、やっぱいいと思った。基本的にマイ世代風なのね。でもって、ソロとかはいるわけよ。昔あったよねぇ、うたいまくりキーボードソロとか、りふりふギターソロとか。
 まあしかし、6曲ぜんぶ鬼と言うよりは、最初の1曲「ベガ」が鬼のように鬼っていうのが 私のカンジ。なんかねぇ、微妙にズレてるんだよね。パーツが。組み合わせが、かなりねらったカンジダから、趣向なんだと思う。統合失調風っていうか、ZAZENBOYSみたいな、スリリングなバーラバラじゃないけど、なんかやる気なさげにだるってずれていて、でもってメロディラインと歌詞はなきまくりのうたいまくり。

ただひとつ 手にした 小さな希望で
繰り返す日々を壊せるだろう

瞬く星は 光の街になって
闇を切り裂いて 今 降り注ぐ
輝く月は 見守るようにそっと
煙る旅路を 照らし続ける
遠くへ

 もっと遠くへ・・・って、GAOの『RoiRoi』にあった「さよなら」みたいじゃんか、ッテなんでやねん!!ッツーかんじっすけど、なんかトーンはザ・バックホーンみたくもあり、ミルキーウェイなイメージは、Yuming みたいでもあるし、見守る月とかあるとなんかレベッカみたいだし、しかし、2行組み合わせの詞はなんか、田村隆一的断絶がぴょこぴょこあるみたいでもある。他もそう。「・・・風の匂いは・・・その色を変えている」。音づくりもそうなんだけど、趣向なんだろうなぁなどと思う。
 本で言う腰巻きには、「この世界の闇を切り裂く希望という光の雨が降り注ぐ!!」とある。ホントひつこいようだけど、香田証生のことと重なってしまった。「刺さった君の言葉さえ いつか忘れてしまう前に」。『週刊文春』の記事を読んで、このことばを思い出した。