「アンフェア」@"バディもの"と篠原涼子

 録画した最終回のアンフェアをメシのあとうだうだみています。結局最終回でないことがはっきりしますた。くそぉ。大間違えだ。すんまそん。それはともかく、しっとりした映像のなかで、人物やネタやなんかが続けざまにたたみかけられる展開は、いかにもいまふうにかまびすしく、しかし輪郭はくっきりして、快適な速度感をもち・・・などということよりもなによりも、やっぱみていて思うのは、というかながらでいろいろやりながらみているんだけど、そんな見方をしてもきちんと筋が追えるようになっているのは、すごいなぁと思う。どんな工夫をしているかは、もう少しよくみてみないと分からないんだけどね。
 ひとつだけ言えるのは、キャラたちまくりってことでしょうか。構図が非常にはっきりしていて、シュタッと誤解のしようがないくらいに下品なまでにキャラに澱みがないということですね。しかも、それが下品じゃないスタイリッシュなエンターテインメントになっている。そして、くっきりドラマが描かれる。役者としても見せ場はいっぱいあるのでしょう。香川照之は言うに及ばず、IWGPの巡査がへんなまっぽやってたり、あたまがくるくるくるくるモダチョキの方の浜田マリみたいなのが鬼怖いキャラしてたりとそこそこ関西なところも魅せて、なかなかすごいこってすが、馬路怖いっすね。モダチョキ。そうは言いつつ、やっぱしこの番組の場合篠原が、なによりもポイントなんでしょうね。篠原の場合、「輝く季節(とき)の中で」のときのような、クール&ビューティな場合と、「ギフト」のときのような「ハッスル×ハッスル」連呼の大馬鹿キャラの場合と、いろいろ演じわけてきたようなところがあり、って役者だからあたりめぇなのかもしれないけどさ、まあどっちかというとアホキャラという印象のほうが強かったんだけど、これはまあなかなかみられるというのは、とてもよく分かる。
 まあしかし、別に新境地というわけでもないのかもしれませぬ。私は篠原は、前からスナフキンに似ていると思っていたのですよ。鼻のかたちとか、表情とか。ムーミンじゃなくスナフキンやってくれないかね。スナフキンがやばいなら、いかにもというパクリキャラでもいいから。

ORICON STYLE」(http://www.oricon.co.jp/)では、『06 冬の新作テレビドラマ 最終回直前満足度ランキング』「20代社会人編」、「30代編」、「40代編」を発表。


 先日発表した「中高生編」、「専・大学生編」で、両部門トップに輝いた、篠原涼子主演のフジテレビ系『アンフェア』。今回、1位は「40代」だけだったものの、「20代社会人」、「30代」でそれぞれ2位と抜群の安定感。


 『アンフェア』に続く"満足度"を誇るのが、山田孝之綾瀬はるか主演のTBS系『白夜行』。「20代社会人」3位、「30代」1位、「40代」2位と各世代全てTOP3入りだ。
山田孝之綾瀬はるかというメイン・キャストへの満足度の高さだけでなく、その他のキャストに対する注目度が高かった。武田鉄矢が演じる刑事、渡部篤郎が挑む粘着質の男など、独特のテイストが持ち味となっているが、これに加えて映像・音楽に関しても高い満足度を引き出している。


 「とても暗い重いテーマの話だと思うんですが、主人公を始め出演者の皆さんの演技には拍手を贈りたいほど真剣で素晴らしい演技をされているなぁと思います。武田鉄矢さんの演技が何よりも恐く素晴らしいと思います」(関西圏/女性/20代社会人)、「とにかく音楽が素晴らしい! サウンドトラックを初めて購入しました。映像も綺麗!」(関西圏/女性/30代)。


 そして「20代社会人」1位、「30代」4位、「40代」2位とこちらも高い"満足度"を示したオダギリジョー主演、テレビ朝日系『時効警察』。
 『アンフェア』もしかりだが、"相棒"との行動を通してドラマの核心部分に近づいていくという、近年主流の"バディもの"。その中にあって注目したいのが、高い評価の声が上がった"ストーリー・脚本"についてだ。
 オダギリジョー麻生久美子が演じるキャラクターを面白おかしく振り回していくストーリー展開の妙はさながら、かつてこの時間帯から生まれ、映画やスペシャルにまで成長していった『TRICK』を彷彿とさせるものを感じる。『時効警察』もまた、ゴールデンやスクリーンへと進出していくのだろうか、興味は尽きない。


 「バカバカしい展開が、案外やみつきになる。ドラマというより演劇舞台にもできそうなストーリー。俳優陣も個性派揃いで楽しい」(関西圏/女性/30 代)、「とにかく良く出来たドラマ。近年では最高のドラマだと思います。秀逸なストーリー、各特長のある役柄を役者さんが上手に演じている。毎回の決めゼリフもすごく良い。本当にすごく楽しいドラマです」(関東圏/男性/30代)。


 『06 冬の新作テレビドラマ 最終回直前満足度ランキング』「20代社会人編」、「30代編」、「40代編」それぞれのTOP10は、ORICON STYLEhttp://news.oricon.co.jp/omr/14273.html)で。


(2月24日〜28日まで、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】で、関東圏・関西圏の中高生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、計1,000人にインターネット調査したもの)
オリコン) - 3月7日10時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000001-oric-ent

 しかし、「バディもの」っていうのね。そんなこと言ったら、なんでもかんでもバディものぢゃねえとかとかおもうんだけどさ。どうなのかね。