井筒和幸における☆の事情

 ホント久しぶりに虎ノ門でこちぢばをみた。本日は映倫はじまって以来のあそこモザイクなし映画『愛についてのキンゼーレポート』。「モザイクなしよ☆」で売りまくりで井筒ぶち切れかと思ったら、「儲けとるところならガチンコゆってやろうかとおもたけど、そうでもないからええわ」などと最後にゆっておって、そういうパターンではなかった。映画はアルフレッド・キンゼイの出自、栄光と挫折、そして夫婦愛を描いたものだということであった。生井亜美だか、生井あみだかわかんねーけど、こいつはあいかわらずとんでもねぇ椰子で「猥褻よぉー」などとカマトトったあげく、「もう、か〜ぁんとくぅ〜」などとしなったりしている。井筒「あんたどうやねん」とツッコミ入れても「結婚までは考えられません」などとイチビリかましてニタニタしていやがる。でもまあ、話題のモザイクなしシーンでは、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!! という表情で見て、でもって監督のほうに一瞥をくれたりしているのがワロタ。監督は真剣な表情。
 最後は夫婦愛で終わって不満だろうなぁ、この人はやっぱシュパンシュパンしまくって、キンゼイが「逝ってよし!」とかシャウトしないとおさまりつかないタイプだからなぁなどともっていたら、はたして「もう終わりけ?」などとゆっていた。生井亜実は監督がコメントするたびに「きゃあ☆」「あららあらら」などとゆいながら、手で顔をおおいつつも、指を開いてみていやがった。監督は、謝国権などとくらべつつも、「ワシは謝国権なんか高校時代から馬鹿にしていたからな。今だって毎日レポートしあっている」などと、わけわかめなコメントしつつ、採点へ。井筒の採点は☆一つですた。
 面白かったのが、採点の事情。「突然立ちあがった椰子がいたやろ。10秒で逝ってみせるとかゆって、とつぜん立ち上がり、しこりはじめた椰子。あれ笑うところやないけど、笑ったわ。インタビュー中に、バーン立ちあがってな。あれびっくりこいたわ。客はおぢさん、おばさんばっかだったが笑ってねぇの。ってなんでやねん!まあこれで☆一つやな。あれで、キンゼイのほうもばーんと立ちあがってしこりだしたら☆二つやったわ」などと、鑑賞のツボを示しておりました。このあと一同もりあがりまくりで、井筒監督はアメリカで見たショーの話をされていました。要するに客の前に出てきて、想像力と精神力だけで逝くという芸らしい。バシッと腕組みして、グッグッグで、すぴょぴょぴょぴょってことらしいですが、それはすごすぎますな。うしろにリモコンないかなどと、よいこのアホのほうがツッコミ入れるかと思ったら入れずに、しゃべり出したのがカツマタのほう。やっぱ映像作品かなんかの話で、女の人を肩車しているみたいな男の人がこっちにくると、肩車じゃなくて、スカルってたっつーぶっとびなもの。ヘルメットジャンかとか、わけわかめな話で盛りあがっていました。
 野村アナが、アカデミックな内容や、夫婦愛などに触れて、フォローを入れているところへ、井筒監督は「ナナメに構えすぎや。ビシッと逝ったらんかい!」と気迫十分。でもって家族でどうでしょうみたいな話になり、「そりゃあやば杉」みたいな微妙な表情に一同なっているところに、突然生井亜美が「性に対してきょーみしめすんじゃないッスか」とご家族連れで見に行くとよいみたいなフォローをわけわからない無造作な「間」で放言して、一同おいおいおまい言い杉ってかんじでちゃんちゃんでございました。