クレイジー・キム

inainaba2004-12-14

 昨日、久々にボクシングを見た。といっても、後楽園までいったわけではなく、ダイヤモンドグローブ東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ★。ヨネクラジムクレイジー・キム。金山俊治あらためて、ヒールなパフォーマンスボクサーの誕生。まあ、総合格闘技への道は鉄板だろうが、金には目もくれず、日本と東洋太平洋のダブルタイトル保持者として、リングに上がった。同門の先輩の不屈に刺激され、頑張っているという人情話はとりあえずは裏話であって、つるつるだけど、ボコボコなスキンヘッドに、前歯一本かけていて、でかいガタイに、あごつきだして、はぁ〜って臭い息はきだすような、まあ言ってみればもりやまつるの『天井天下唯我独尊』がそのまんまで出てきて、ヒールなラッパーになったカンジ。入場もギャングスターラップ☆で、観客席ではあんちゃんたちがいぇいいぇいしている。ノックアウト率7割の右が売り物でというカンジ。
 相手は強いということで、同級6位のアデ・アルフォンス(インドネシア・27)15戦13勝(2KO)1敗1分。キムは、23戦20勝(17KO)3敗。始まってみたら、一回にテンプルにグシャッと一発でダウン。あとはボコボコにして、最後は相手が肩まで脱臼気味に痛めて、戦意喪失でちゃんちゃん。ってお笑いじゃねぇっつーの。でもって、ボクシングでは珍しいマイクパフォーマンス。なんかぎごちない。いい味出しているけどね。スター性のある選手だと思う。強打は魅力だ。
 しかし、どうなんだろうか、Sウェルター。ハイレベルの階級だろう。あと、一回ダウンさせたあとの、追いつめ方が、余裕というか、なんか違う気がするというのは、おやぢ世代の感傷なのか。原田や大場やなにやかやというのは、もっと必死くんだった気がするのだ。まあでも、時代が違うかな。
 30歳は若くないけれども、平成のまぼろしの右を見てみたい。付随する物語も豊富で、金になりそうな選手だから、メディアもガンガンプッシュすべきだろう。世界チャンプになったら、室伏選手などといっしょに、アニキーズでも結成して、萌え萌えのあんちゃんたち引き連れて、IWGPみたいな集会を後楽園で。。。って、これじゃあプロレスだよなぁ。少なくとも、プロレス的なプロモートをするのは、昔からのファンは逃げるだろうな。
 ガッツさんも、人気を利用して、ボクシングの紹介とかもすればいいと思うんだけどな。金は出す必要はない。必要以上に出して、また借金つくりそうだし。そうじゃなくて、(・∀・)イイ!!選手を紹介したりする。まあしかし、返す返すもウェルターはなぁ。体重オトしてと思っていたら、テレビですかさず、減量苦に触れていた。
 朝起きて、成蹊大学社会学史の講義へ。その後病院で定期検診。とんぼ返りで卒論の相談。まだ出していない椰子がいるが、微調整段階で、書けていない人は1人もいない。成蹊で写真を撮った。正面が本館。横にあった一号館は、きれいにとりこわされていた。ちょっともったいない気がした。