日輪の元で生きてゆく朴念仁

 横浜に帰ってきて、久々に中華街へ。10年以上行っていなかった同發本店に行く。子供の頃はずっとこの店に来ていた。エビチリが美味いと思ったのは、この店である。そのほかには巻揚げと鳥のかに肉あんかけなどをよく食べた。外に吊るしてある焼き豚(皮付きばら肉焼き)、チャーシュー(もも肉ほか赤いタレつけやき)などを焼いた焼き物の盛り合わせや、もつの盛り合わせなども、よく食べられているみたいだ。豚トロチャーシューというのが貼り紙してあった。ぢいさまが、チャーシューは三枚肉と言っていたのを思い出す。今日はエビチリを何年ぶりかで食べた。ピリ甘い味は昔の懐かしい味がした。焼きそばやなにかは、あまりどこでもかわらない。他のところから来てこれ一皿だと大したことないといって帰ることになるのではないかと思う。チャーハンと巻揚げがあまったので持ち帰りにつめてもらった。ビニール袋に詰めてあったのはワロタ。気どらない店だ。昔おしぼりと言ったら、「そんな気どったものおいてない」などと言われたこともある。今はおしぼりがでる。でも、めがねかけた香港映画みたいなおっちゃんは、昔から変わらないすがたでいる。おやぢは何歳になるんだろうか。w 
 で、本日の功名が辻。信玄立つ!おお!群雄割拠の説明がちゃくっとはいり、武田騎馬隊、甲州軍学などのうんちく、そして、なぜか石打ち隊の説明が詳細に入る。石なげて白兵戦。わけわかめな詳細さでなぜ説明するのかと思ったが、そうやってなりふりかまわぬ戦いから功名目指した雑兵たちがいて、で、一豊ちゃんたちもそうだったっつーイメージがきちっと提示されていることに気づき、半端じゃねぇなあなどと思う。信玄たつ。まぢやべぇ。で、どうなるの??ワクワクしながらみた。フィギュアは、ネットに結果出てたから、もういいやってかんじ。 

 半兵衛(筒井道隆)が「今、武田信玄が兵を挙げれば信長はひとたまりもない」と一豊(上川隆也)に語ったとおり、信長(舘ひろし)はかつてない窮地に陥っていた。そして、恐れていた信玄がついに動き出し……。


 信長(舘ひろし)が誰よりも恐れる信玄が上洛を開始。「この町が火に包まれるの

を見たくない」という千代(仲間由紀恵)に「女も戦う決意を」と言う寧々(浅野

ゆう子)。敵の間者・六平太(香川照之)が一豊(上川隆也)に、自分と結ばない

かと誘う。「日輪の下で功名を立てる男でないと立身はできぬ」と断る一豊。将軍

義昭(三谷幸喜)も信長に対し挙兵するが、信玄死去の報に信長は義昭を都から追

放する。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/komyo/story/index.html

 半兵衛「まぢやべぇよ」。武田キター。小躍りする将軍。軍略政略歌舞伎まくりだろう。武田騎馬軍団をどうやって見せてくれるだろう。ワクワクした。しか〜し、基本は「信玄立つ→信玄氏ぬ」。こりだけ。ノイズはすべてカット。戦国自衛隊と戦った鬼の騎馬軍団なにもなし。病気で氏ぬ信玄の無念もなし。才能才気も最初の説明のし。思い切りがいい。まあしかし、筒井道隆が青白く萌えて「親方様はしきたりとたたかっている」なんつって、だから信玄に焦っておるみたいなせりふで、ビシッと説明はしているからわかりにくいことはない。対称的に秀吉がなりふりかまわず単身乗り込んで人質つれてきて、甥を人質に出すみたいな、石打ち隊仕様白兵戦な諜報戦略をぶざまっぽい気品で柄本明にやらせているのも実にわかりやすい。ともかくこういう手短な説明はあったけど、長かったのはなにかと言えば、小りんと六兵太と朴念仁ですね。
 意味もなく現れる小りん。小りんは懲りんからかなどと、だじゃれをとばしたくなるわけだが、長澤まさみは本日も冴え渡る。小りんをみて一豊「まかせろ、かおみしりぢゃ」。小りん「会いにきますた」一豊「ゆけ」。小りん「やだ」。一豊「ゆかぬときるぞ」。小りん「斬れ!」。一豊「ぽかーん」。小りん「命の恩人をきれるわけないよな」と舐められまくる。このあとだいてとかだきつかれた一豊一応キッパリ。退散する小りん。しかし六平太に「きっつりおとしたる」。でもってふたたび一豊陣に、今度は金パチに「会わせろ」。断る一豊。でも気になって見にいく一豊。見透かされる一豊。六平太が出てきて、陰と陽が激しくぶつかり合う。なんか、昔の大河のパロディ??ッてカンジもした。見せ場っぽくなく、武侠かよみたいなアクション交えて、屈折した怨念にもにた愛とまっすぐな一直線の愛がぶつかりあう。すげえ。しかも、しゃあしゃあとさ、「日輪の元で生きて行けと千代が言った」と朴念仁がいい、六平太が「日輪の元で生きてゆけ」と言うんだぜ。この威風堂々が臭くないというのが、逆にすごいよね。上川もかがわもすげえし、長澤もついでに「日輪・・・」、これもいかった。
 信玄にこまったもっこ舘ひろしが、信玄氏ぬで、しめた!にもワロタが、みつごろうと柄本の対称が、見事にうごめき、明智光秀の落日のようなものを暗示したのは実にすごい。「しきたりとたたかう」という半兵衛のせりふが残響する。しかし、三谷ちゃんにはワロタ。すだれから呪怨のかやちゃんみたいにしてくぐって出てきて、こけまくり。信玄キター!氏にますた。「え???」ポカーンて、真面目な人は怒ったかもしれないけど、面白かったよ。千代とネネもなかなかのモーメントになっていて、まあ手が込んでいるよねぇ。 
 閑話休題。飯のあとパチンコに行き、CR冬ソナもそろそろすいているだろうと思ったら、すげぇ混んでいた。天井まで届くヨンサマとチェジウの写真が飾られているコーナーがあり、半端じゃない力の入れようがわかる。だめかなと思ったが、スゲエ雪が降り出した。でもって、バスから降りて連れ去られそうになるところに、ヨンサマ降臨。でもって、ラブラブになるとジャッキーンと実写へ。すべての回を網羅しているみたいなカンジで、ドラマが映し出される。「初めてのキス」とかゆうかいで、雪だるまにキスさせるみたいなドラマが写る。みてねぇからわけわかめだが、ここからリーチすると、結ばれるかどうか気を持たせて、あたるとさ、ドラマシーン歌舞伎まくり。みた人はとりはだものだと思います。