- アーティスト: Shugo Tokumaru
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2004/08/20
- メディア: CD
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それはともかく、小説、思想書、科学書などで、ありえないというような本が復刊されている。ロゲルギスト復活など、個人的には、非常に嬉しいものも数多い。歓迎したい。でも、よく考えてみると、これってさ、団塊世代の退職と関係あるのかもしれないよね。彼らは、金もあるし、学力も高い。小さな町の小さな本屋で、三木清の『哲学ノート』がベストセラーになったという時代ほどではないだろうが、それでも『あしたのジョー』ばかり読んでいたわけでもないことだけは確かだから。しっかり、ジョーのパチンコも出ているんだけどね。
そんななかで、高田瑞穂『新釈現代文』が復刊されたことは記憶に新しいが、ついにというか、小西甚一まで出ちまったのには驚いた。『古文研究法』かと思ったら、違うほうね。私は受験勉強は嫌な思い出ばかりだし、古文は最も出きない科目だったので、懐かしさはまったくない。でも、いまみてみるとどんなものだったのかとは思う。筑摩書房も大プッシュで、読者の感想も寄せている。
2010.2.15 ラッコ
- 作者: 小西甚一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 文庫
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本書『古文の読解』は、小西甚一先生のロングセラー『古文研究法』(洛陽社)を初級者にも読みやすくしたような古典入門書で、かつて旺文社から発行されていたものです。今回、筑摩書房の英断により、ちくま学芸文庫として復刊されたことは、すべての古典学習者にとっての朗報と言えましょう。文法・読解・古典常識がバランスよく織り込まれた本書は、小西先生の軽快な筆致によってすらすらと読み進むことができながら、そのレベルは決して低くはありません。今回の復刊によって、本書が『古文研究法』とともに、これからの大学受験生や古典愛好家の皆さんに読み継がれるものと信じます。
なお、本書の武藤康史先生の解説でも紹介されていましたが、小西先生がお一人で書き上げた学習古語辞典である『学習基本古語辞典』(大修館書店)も久しく絶版となったままです。同辞典も随所に小西先生の独自色が窺われ、全訳古語辞典全盛の現在にあっても、決して見劣りしない辞典だと考えます。『古文の読解』の復刊という筑摩書房の英断に倣い、『学習基本古語辞典』を復刊させようという書肆が現れることを願ってやみません。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480092731/
しかし、この次は難しいだろうね。親単とか出してもしょうがないだろうし。社会はどうしようもねぇだろ、とか思ったら、山川の世界史と日本史を読みなおすというのが出ていてビビった。w こうなると、学研もなんかやるかもしれないし、そこら中でカオスになるくらいまでやるのかな。模試とか、茂木中学入試まで始まったりして。w
『哲学の誤読』に続く、誤読シリーズは企画されているんでしょうか?とりあえず、「誤読+ちくま新書」で検索しても出てくるのは、哲学だけなんだけどね。『社会学の誤読』だと、執筆はW先生、嫌がるのを無理やり書かせるのと解説役は石原千秋ってかんじでしょうか。その前に問題集とかつくってくれると、一年ゼミとか、入学前指導に便利かもしれない。w