CR マトリックス

セブンカラーズ

セブンカラーズ

 サリンジャー逝く。見栄張って、ペンギンで買っておいておくのが、一つの流行だった時代を思い出す。受験勉強の競争心の延長線上で本を読んでも、おもしろくも何ともない、とは思っていたのだが、修士課程で挫折感を噛みしめるまで、受験勉強的なゲームは、重くのしかかり、もしかするといまだに毒が抜けずにいるのかもしれない。文学観がどうのこうのみたいな話は、とーしろにはどうでもいいことだけど、最初に手にとった時の競争意識に毒された脳髄にも、ただものでない観察眼でしゃらっと書き付けていることの違いに、心底むかついたことだけは、はっきり今でも覚えている。
The Catcher in the Rye

The Catcher in the Rye

 ライ麦畑は、『ホワイトカラー』の翌年に出ている。ぼくはバルザックだ!とルース・ハーパーを口説いたマッチョでパワフルなにわか文学かぶれのミルズも、心中おだやかじゃなかったかもね、などと想像するだけでも楽しい。まあでも、ミルズは、文学がかった方法は用いているけど、仕事としてやっているのは、やはりアメリカ社会分析であるのは、おもしろい。
 少し時間ができたので、気晴らしに録画してあったものや、ビデオなどを見る。デトロイトメタルシティをテレビでやった、となると、もう関心は、アレっきゃないでしょ。よい子もみている時間で、やばい言葉をどう処理するか。で、わくわくしながら、仕事していたんですが、ネットでネタバレされちゃって、やや不機嫌でございますわ。つまり、ニコ動弾幕仕様の伏せ字炸裂、ってことですね。
 やることがとてもナウくって、胸きゅんでございましたよ。思い出したのは、アメリカの道鏡と言われていたビックジョン男優が、砂金ヒムセルフ風呂仕事する映画のこと。これがもう見せ場はそこですから、もう前編画面のほとんどが見えないという代物で、みる前から、うすうすは??、わかっていたわけだけど、見に行って笑った、みたいな。まあ三流週刊誌のバッタモン通販と同じ感覚で、おもしろかった。今だったらさ、きっと映画会社とかのホムペ炎上みたいな騒ぎになっただろうし、つまらん時代になったよな、とか思っていただけに、DMCの快挙には、拍手でございました。
 ビデオはレオン。この頃が一番映画やビデオを見たかもしれない。マチルダとシャルロットとどっち派みたいなことが、はばかることなく議論された時代もあったが、作品化されているのは、なにもガキってことじゃないだろうな。みていて、そう言えばCRマトリックスをまだ打っていないので、打ちに行く。別に出なくてもいいし、遊べればいいと思って、空いていそうなところでやる。いきなりマトリックスチャンスというのがきて、おおおお、と思ったが、エビぞりになったものの、撃たれてぽしゃ。
 店を変えてもう一回。予言者がいきなりきて、単発あたりから、潜在高確率っぽく、五箱。まあまあやね、と思って、店を変えて、もう一回。そしたら、またエビぞりキターってことで、どうせ撃たれるんだろうと思ったら、突然確変。プラグイン連発で、よっしゃぁ!と角田の歌を口ずさみつつ、とことんやるぞ、と思ったら、いきなり隣がプラグインして、暴走モード。こっちは三回で終了。気合い入れて、全部ぶっ込んでやると思ったが、時間がかかりすぎ、忙しいといえば忙しいので、自粛しました。
 最近の台にありがちですが、ウルトラオーバーアクションで、ガッシャーンときて、その辺のドライブ感はなかなかものものですが、エバ、ガロ、ケージと、人気の高い台と比べると、二枚液晶とか、エクスペリメンタルな試行が目立つ台で、音楽や、モーションや、あとエビぞりその他の動作のため具合、など、ちょっと不満は残るものがあります。ガロやケージは、ガッシャーンときてもだめなこともあるけど、来るときの炸裂感は、脳髄から脊椎、そして全身に電撃が走るようなところがあり、そこでよっしゃぁ〜〜〜!!、ガッシューンですからね。