カツラノハイセイコ逝く

蜜の夜明け

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 カツラノハイセイコ逝くというニュースが飛び込んできた。一番熱心に競馬を見たころのダービー馬、天皇賞馬で、この馬の活躍は大学留年の思い出とともにある。シンザンは35歳まで生きたわけだが、それに迫る大往生というのは、ある意味驚きだ。なぜ驚きかというと、小さな馬だったからだ。オヤジのハイセイコーは、とんでもない巨体でマッチョな馬だったが、カツラノハイセイコのほうは、小さい馬で「努力と根性」「頑張り屋」などと言われて、けっこう人気があった。ダービーゴール時の躍動する筋肉美のようなものは、すごい鮮烈だった。
私は逃げ〜差し系の馬が好きで、カブラヤオーのヨレヨレ逃げ切りや、プリティキャストのあれ!?!いっちまっただ逃げ切りや、あるいはあまりに有名な狂気の逃げ馬エリモジョージなどが、ジツにツボだったので、この歳は弥生賞などを勝ったリキアイオーの逃げに期待していたのだが、ダービーはたしか外のほうになったので、さすがに回避するという感じで、傍観していたことを思い出す。

79年ダービー馬カツラノハイセイコが死亡
10月8日16時19分配信 サンケイスポーツ
 JRAは、79年の日本ダービーカツラノハイセイコ(牡33歳)が8日、JBBA那須種馬場で老衰のため死亡したと発表した。


 カツラノハイセイコは現役引退後、JBBA七戸種馬場や下総種馬場で種牡馬として供用されていた。主な産駒に1986年のオークス(GI)で2着、87年のカブトヤマ記念(GIII)を制したユウミロク(牝、田中良厩舎)がいる。


 同馬は父ハイセイコー、母コウイチスタア、母の父ジヤヴリンという血統で、現役時代は79年日本ダービー、81年天皇賞・春を制するなど活躍。通算成績は23戦8勝、総獲得賞金は3億1216万200円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091008-00000514-sanspo-horse

 でもこうみると、けっこう勝ってるんだよな。春の天皇賞と言えば、京都のロングランで、それを小兵が勝ったというのは、かなりのインパクトだったはずだが、あまり記憶にない。
 まあしかし考えてみると、野球とかと同じで、競馬馬もかなり強くなっているはずなんだよね。かつてはマルゼンスキーとか、外国馬は、三強もへったくれもないくらい強い感じだったけど、今はけっこう国内産が外でも活躍しているわけでしょ。でも、野球で言えば、天秤打法とか、一本足打法みたいなのがなくなって、なんか妙に上半身マッスルな、または小兵にしても筋骨隆々な大リーグバディが、ほとんどになっているのと同じで、最近はめちゃくちゃなのがいなくなったんじゃないか、とか思ってしまう。そうじゃない、って意見もあるし、別にうまっち!に怨みがあるわけではないけど。
 それはともかく宮城昌康さんって、どうなったのかね。前タケと同じで突然になくなったけど。岸朝子さんの関係者であることを最近知った。ということは、プロジェクトXのダイニングキッチンの巻のタコウインナーの人の関係の人でもあるんだろうが。