大阪北新地湯浅港

 出張で大阪に来ています。一言で言えば企画会議といったところです。朝早く起きて、楽勝で間に合うつもりで新幹線に飛び乗って指定切符をみたら、東京大阪って二時間じゃなく二時間半くらいかかるのでビックリ。東京岡山が三時間だから、二時間くらいだと思っていたアテクシがアホでした。JRが鬼工夫して、健康弁当宣言していたので、ゆっくりと野菜たっぷり幕の内を食べながら、研究文献を読み、大阪へ。新大阪の駅にも、たくさん構内店ができていたのですが、弁当屋をみてぶっとび。というのは、東京と同じ弁当が売っていたからです。大阪といえば、八角弁当でしょ。よく買って食べましたよ。神業のように降りて、飛び乗って買ったりして。いたるところで売っていたのに、みた範囲では見つかりませんでした。健康弁当はうれしいけど、こういうことでいいのかなぁ、と複雑な気持ちでした。
 会議は、関西学院大学梅田キャンパスというところにとってもらったのですが、阪急梅田駅のところのひときわ高いタワーで、なんつぅ贅沢な大学だ、このこのこのこの、と思いましたところ、全部のビルではなくフロアがそうだと聞き、ちょっと安心、というのもヘンな話ですね。一階のスタバで、打ち合わせをした上で、会議室へ。素晴らしい設備でした。
 夜は飲み会で、マイミクのMさん推薦の北新地、大阪駅前第1ビル地下にある「湯浅港」を予約してありました。地下に降りたら、立ち食いの串カツ屋があって、おっちゃんたちが立ちのみしていました。たぶんこんなところも、信じられないくらい美味いのが大阪の街なんだよな、とか言いながらお店をめざしました。梅田の地下街は、非常に複雑でしたが、地元民がいましたので、なんとかたどり着きました。
 大漁旗が飾ってあるお店は、店名にもなっている和歌山の港から運んだ魚を食べさせる店でした。岡山で言えば、日生直送車屋みたいなカンジでしょうか。刺身に、焼き魚に、煮魚、揚げ物、仕上げはハモ鍋と雑炊というコース。足りなかったら追加しようかと思っていたら、一名欠員で一人前多かったこともあり、まんぷくりんでした。気さくなおっちゃん、おばちゃんが、しきりに話しかけてきて、しっかり宣伝しておいてくれ、みたいなことでした。
http://r.tabelog.com/osaka/rstdtl/27008005/
 刺身と焼き魚はわけわかめな名前ながら、非常に身が引き締まって味わい深いものでした。煮魚は、カレイのでかいみたいなのと、アラ煮みたいなやつでしたが、肝付きというのがウリらしく、「フォアグラみたいだろ、フォアグラは食ったことないけど」とかゆってとりわけてくれました。たしかにものすごく美味かったです。んでもって、揚げ物はキスとあと各種もりあわせみたいなの。瀬戸の小魚とは違い、ぶつ切りでしたが、これはこれで実に美味いものでした。ハモ鍋はタマネギと炊いたもので、珍しいと思ったら、「これがうまい食べ方だ、淡路島の漁師の受け売りだけど」という向上で、そういうもんかと思って喰ったら、たしかに美味かったです。最後のシメの雑炊まで堪能いたしました。
 グランビアの喫茶室で遅くまで話して、宿へ向かおうと思ったら、電車が終わっていて、まあ近いだろうと思って歩き出したら、けっこう遠くてまいりました。まあ最近は歩き慣れているので、なんとか到着しましたが、荷物は重いし、地図はないし、宿の電話は出ないし、と泣きそうになりましたが、一度みた地図の記憶を必死でたどりながら歩き、交番できいたら、すぐ近くでホッと一息です。共同浴場付きの宿で、ゆっくりくつろいでいます。