エリートヤンキー三郎映画化

 横浜に帰ってきた。野毛の街で目立ったのは、軒先にイス出して飲んでいる人たちの姿だ。遠慮がちにやっているわけだが、交通量も裏通りは知れたものだし、防災上の配慮を十分にした上で、飲み天みたいな状態にしたら、なんかアジアの路上文化みたいでワクワクすると思うんだけどね。
 江戸っ子という蒲焼き屋があって、テイクアウト専門店なんだが、昔はここでウナギを食うっていうのは、年に何度もないごちそうだった。ひとり一匹というよりは、何人かで一匹だったが、タレをたっぷりくれて、これをメシにかければ、それだけで何杯でもメシが喰えたモンだ。街のウナギ屋さんだが、何年もやっているお店だから、さぞかし秘伝のタレ、と思うかも知れないが、秘伝は秘伝っぽいのだが、タレが減ってくると、客のみている前で、大量にみりんとかぶち込んでいるようなところがあった。その辺のワイルドさがなんとも言えない。
 野毛といえば、野毛坂の麓にあったプチというケーキのお店が、なくなっちゃって、もう40年くらいやってたんじゃないかと、残念に思っていたら、本町小学校横の住宅地のなかに、お店をうつしたらしい。野毛山公園近道と本町のあいだくらいのところ。前の店は、リーズナブルな価格でお茶ができる店だったが、今度のところはテイクアウト専門になった。特筆すべきは、パンを売り始めたことだ。フランスパン生地で焼いた食パンと、全粒の食パンの二つを食べた。前者は横浜松坂屋のパン屋にある吟に近い感覚のもっちりさっくり系、後者は高島屋フォションカリカリ系に近い感じで、にわかに始めたとは思えない美味さでぶっ飛んだ。ちょっと価格は高いのだが、近隣のシベリアを買いに来られた人は、ここにも寄ってみたらよいのではないかと思ったりした。
 深夜は、みくしほかで、ライブや新譜の情報を集めるのが日課になっている。KOKIAのライブDVDがついに予約開始になったことや、Akeboshiの新譜が出たことや、なんやかんや調べながら、予約や注文をしていく。動機の語彙論を書くので、バークについて調べていたら、なんやかんやヒットしたので、全部注文したら、笑えない金額になってしまった。見開き2ページほどの原稿に燃やせた素朴な情熱に自己愛を注いでいる自分に気がつき、ものすごい自己嫌悪だった。w それはともかくとして、エリートヤンキー三郎の映画化というニュースがあってぶっ飛んだ。

 ヤングマガジン誌(講談社)で2000年から連載され絶大な人気を誇り、コミックは累計450万部を超える大ヒットとなっている阿部秀司の『エリートヤンキー三郎』が、映画化されることがわかった。昨年4〜6月にテレビ東京ドラマ24』の第7弾としてドラマ化されていた本作は、同局の連続ドラマからの初の映画化作品になる。主人公の三郎を演じるのは、映画初主演となる石黒英雄。インパルスの板倉俊之の出演も決定。公開は2009年春を予定している。


 『エリートヤンキー三郎』は、極悪一家の三男坊に生まれた内気でオタクな青年・三郎が県内屈指の不良高に進学するはめになり、本人の意思とは裏腹に「県内最凶の男」として「ヤンキーのエリートコース」をひた走ることになる物語。原作コミックは大人気を博しているほか、テレビ東京でドラマ化された際もカルト的なファンを多く生み出していた。


 そんな本作の映画化作品では、第17回JUNONスーパーボーイコンテスト(2004年)グランプリを受賞し芸能界デビュー、日本テレビ系ドラマ『ごくせん』(2008年4〜6月)に出演し人気急上昇中の石黒英雄が主演。そのほか板倉俊之らテレビ版と同じ強力キャストに加え、映画版ならではの豪華ゲストも出演する予定という。


 配給元の東映では「テレビでは規模的・放送コード的に描けなかった壮絶シーンを完全映像化します」とする。撮影は7月中旬にクランクインし、8月下旬にクランクアップ予定。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=539585&media_id=54&m=1&ref=news%3Aright%3Anoteworthy

「テレビ版と同じ強力キャスト」ってさ、焼津の半次こと小澤親分もでるってことだろうし、兄弟分も出るってことだろうし、この番組でお笑いに目覚めコンバットでコメディアン路線を歩み始めている倉科カナも出るってことだろうし、けっこうメインなドラマで脇役みたいなのを時々やっていてぶっとぶアンタッチャブル山崎似の橋本じゅんも出るってことなんだろうし、わけわからん糞虫伊藤も出るんだろうし、そして桃姫愚連隊もでるんだろうが、やっぱり一番問題なのは、石黒英雄の同じ事務所とかゆうごくせん仲間由紀恵が占い師役で出るかどうかということだろう。しかし、私的には怨み屋本舗のほうが数段面白かったし、Xenos後藤理沙とかよかったと思うんだが、やはり映画となるとこういうことになるのかと、プロの考え方はまったく想像もつかないものであることを痛感した。
 それはそうと、ドクターヘリの視聴率が20%ごえと、医者ドラマ人気炸裂とか、おおさわぎになっておるんだが、実はアテクシもみてしまった。なんか医龍特攻野郎Aチームを足して割ったみたいだが、初回キャラ設定の巻なのに、核となるイメージ=切断をくっきり提示し、しかもそれが二つで重なりあい・・・みたいな趣向になっているわかりやすさには、驚いた。クロサギのキメセリフ歌舞伎まくりで、一応つかみは超オッケーでしょう。しかし、おせんを毎回みていたせいか、杉本哲太が医者やっていると、なんか板長が手術しているみたいで笑える。