ヘビメタ

 某体育館のプールで泳いでいたら、子供水泳教室の連中が来ていて、私がターンするたびに潜って見ていやがる。みせもんじゃねーぜとは思いつつも、トドみたいな親ぢが何千メートルも連続で泳いでいるのは、それなりに面白いだろうと思い、飛び込みまでサービスしてやろうかと思ったが、やめておいた。ヘビメタ、ヘビメタゆうから、腹太鼓叩きながら、オジー・オズボーンのマネでもしてやろうかと思ったら、文脈がおかしい。耳を澄ますと、「メタボ」ときこえたので、はは〜ん、なるほど、そういうことですか、つまりは鬼メタボ=ヘビメタということらしい。かなり減量したものの、ガキにしてみれば、鬼チャビィであることには変わりないだろう。メタボの定義はわからないのだが、中性脂肪は基準値以下どころか、下限をダイブ下回っているのである。まあ、一日6000メートル泳ぐとか、12キロ歩いて3000メートル泳ぐとかしているんだから、そりゃあ減るだろうね。というか、ガキの親ぢぎゃぐには笑いました。
 裁判員制度のキャラクターとして、裁判インコというのがあって、裁判員とインコを書けたもので、キグルミまでつくっていた。大臣がキグルミをきていた。キャラクターのほうはイマイチインパクトに欠けるものの、コピーのほうは非常にキマっていると思う。一度聞いたら忘れられない響きがあるし。ただちょっと困るというわけじゃないのだが、ちょっと思ったのは、不祥事とか起きたら、意地悪いメディアがさっそく・・・ということで、そういうことがないように祈りたいものである。不祥事で思い出したのだが、『おせん』の主役のあんちゃんは、例の仙台のあんちゃんだというのを最近知った。要するに、『おせん』もキッチリジャニっていたというわけでございますね。そういえば、恋からに、板場ナンバー2のあんちゃんがゲスト出演してプッシュしていた。
 裁判員制度の卒論をまとめる奴がいるので、この機会にいろいろ勉強してみようと思っている。法学部でもないのにということもあるのだろうが、少年犯罪と世論みたいな観点をとったり、あるいはメディア報道の分析などにすれば、十分なんとかなるとは思っている。ある程度調べ込んで、焦点をキメ、理論は後付けみたいなところがある。非常勤で行っている大正大学で、卒論の質問を受けた。イメージ論で理論で何を使うかというご質問で、こちらは上段の構えの正攻法で、行き届いたご指導がなされていることがわかり、敬意を覚えた。かといって、調べ込む方もやっているようで、ネタを振ったら、しっかりコメントがかえってきた。まだ5月だし、と思いつつ、そこそこ今年は始動が早いと思っていたんだけど、焦りを感じてしまった。
ちょっと作品的な興味があって、『CHANGE』『おせん』のことばかり話しているんだけど、実は一番楽しみに見ているのは『ホカベン』なんである。さんまちゃんの友だちのトミー社長の事務所の女優さんがやっていたなんちゃらの弁護士とかゆうのと比べると、グッとイイカンジなんだよね。なんとなく、救いもあるし、俗情といえば俗情というか、まあテレビはそれでなんぼというものがあるんだろうけど、それにしても汚れちまったなんとやらと、ホットな一本道との対比は、娯楽作品の王道だろうし、筋立ても複雑すぎない程度に凝っていて、グッとくるものがある。それにしても、マンガばっかじゃんと言いたくもなるが、いろいろ見てみたいものはあるわけだよね。その筆頭は、『聖☆お兄さん』かな。ググってみたら、期待している人は他にもいるみたいだし、やってもらいたい気はするが、宗教系はかなり問題にはなる可能性があるから、自粛かも知れない。というか、コンバットのコントで似たようなのやっていたわけだけど。