コンバット試行錯誤

 関係方面から、TVKではじまった「ぼくらの」のアニメをみていないということで、クソバカにされた。本日放映日のため、予約した。ちょっとばっかしOPをみせていただいたのだが、理屈の立ち加減というか、理屈をつける案配がジツになじむものがあり、私らの年代をひきつけるOPとしては、絶妙なのではないだろうか。寓話的形象というのには、あまりに巨大なロボットと、ガキの表情のアンバランスが、メロディアスなことばにのって、不安な快感をかき立てる。ほんでもって、録画してあったものをいくつか見た。「生徒諸君」については、設定その他があまり感情移入できない感じで、異次元の世界だなぁと思う。それだけに、少し見続けてみようかとも思うと同時に、その異次元さが、庄司陽子的なものに対するものなのか、それとも新しい現実に対するものなのかを見定める必要があるように思っている。あるいは、現実にこんなことはあり得ないと思っているからかもしれない。まさか、こんな椰子が現実にいるんだろうか。いくら何でも、それは酷いと思うのだが、でも、もしかすると自分もというようなリフレクションが働いてこないのはなぜなんだろうか。
 で、中心にみたのはお笑いなのですが、笑点で、久々にコメディNo1の漫才を見た。アホの坂田が、鈴木宗男です・・・でバカウケしていた。ところで、私はあまり知識がないので調べてみたのだが、ウィキペディアなどを見ても、前田がツッコミと書いてあるのだが、坂田にツッコミシフトしているようにも見えた。これが見えただけなのか、それとも無定型なだけで、形式的に解決できないものなのか、それとも、非常に繊細な芸がそこにあったのか、まことに興味は尽きないが、ともかく笑えた。で、今週のコンバットは、ちょっとシモネタ、というか下衆やばいのだが、面白いことは面白かった。
 グラビア界の黒船リア・クション。つーか、コロッケの妹みたいヤンケ。なんか、場末のオカマみたいなの。このリアに、要請されるのが、花より男子だとか、ごくせん駄とかの大ヒットは、オーバーリアクションに秘密があるということで、リアクション芸を魅せろっつぅこと。「ボクは結婚している」「えー」などと、超絶オーバーアクションで対応するリア。それにしても、リアのなに考えてんだかわからないような、人間観察に基づいた女性演技ののネタにはワロタ。ネタじゃなかったら、さらに爆笑だよ。笠井アナに似たヤツが、「男と結婚する」「家族と泊めて欲しい」とワケわかんないことを言うたびに、ものすごい。プロレスのルチャ仕様のようなドロップ技。最後はコーナーポスト上から、空中殺法炸裂。ムササビのように飛びやがった。わはははは。家族というのがぢいさままで登場していて、「こいつは誰だ?」。リア「弟です」。弟「高校二年バスケ部です」。なんだこのぢぢい。ベタにその辺のぢいさんみたいなのが笑える。リア、ついにむき出しにしたひげともみあげ。意図不明ながら、かなり笑いました。
 秋川まさふみ って、リア・クションぢゃんか。まあともかくその秋川が、「千の風になって」を熱唱。きたねぇ女装子のおばちゃん仕様、ちょうワイルドにラグビーの踊りみたいなのを、おどる。すげえアクションと踊り。そして、歌詞=「 」にかぶせて、鬼えげつないことをシャウトする。なんだよこれ。ただのシモネタといえばシモネタだが。でもワロタよ。「私のお墓の前で泣かないでください♪」。また来たお化け、また来たお化け・・・。泣かない泣かない笑っちゃう。Fu Fu(モムス調)。「そこに私はいません♪」。おらんのかい。「眠ってなんかいません」。隣に寝かせて吸ってよ乳首。「千の風に」。鮮度はないけど感度はグー。「千の風になって」。なってよなってよ裸になって うりゃううりゃうりゃうきめるぜおばけきめるぜおばけ。「あの大きな空を吹きわたっています」。秋様秋様全裸をキボンヌあっちの営みすっかりごぶさた。ちくびはかちかちほしぶどう。すってもおかねはとりませんF u Fu。「吸うってなにおっすか」。ダンサーズ「FuFu」