FUJIWARA原西のオカン

 今日日オカンと言えば、樹木希林であるわけだが、オダギリジョーがあまりにエッジが立ちすぎている存在感で、樹木もまたロケンロールとケコーンしたぶっ飛んだ人なワケだし、いつ「ジュリー」とツイスターツイスターするかということもあり、ムフムフと笑ってしまうのであった。で、オカンだが、芸人のオカンは面白い人が多いのは、今更言うまでもなく、関東で時々お笑い番組を見るだけの私は、今だメッセンジャー黒田の関係方面をみたことがないのは、実に残念なものがあるんだが、本日ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!で、FUJIWARA原西のオカンをみることができたのは、行幸であったと言えるように思われる。
 FUJIWARAは、「フジヤマ☆スタア」という関西ローカルの番組がはじまったようで、ウキウキなはずが、関西ローカルっつぅのがアレで、ようやく冠もてたのはいいけど、関西ローカルだし、なんのために東京来たかわかんないしぃ、もう三年なのにとぼやいていたのがワロタっす。で、上京してすぐ売れたダウンタウンにボコられていた。例のスタッフルームでネタ連発して、笑ったら罰金というコーナーだったけど、前に相方ががちで勝負した時もFUJIWARAと言えば、ビースト原西だろうと思っていたのが、ようやく真打ち登場ということになった。
 いきなりオカンが出てきて、絶妙の呼吸でベゼ芸を見せていて、ハマタが「こいつらコンビやろ」と騒ぎまくっていたのが笑った。ジュリーも出たし。最後のほうでは、オカンはハマタにぶっぱたかれていたが、それが絵になるのがあまりにすごいと思った。畳みかけられる原西のギャグは、村上ショージほどぶっぱずれているわけではないので、私のようなツボらないものにもわかりやすい。ハイテンションで大暴れして型にはめておいて、「尻の前で米炊かないで」で笑ってしまったのは、私にとり実に新鮮な体験だった。ココリコ田中のところで「これはナン」とやったのには、腹を抱えて笑った。
 で、FUJIWARA原西が歴史を作るちうふれこみであったものの、三位にとどまった。一同はほとんどがオカンの手柄だと言っていた。こういう人が普通にいる大阪というのは、馬路スゴイとしか言いようがない。一位は、次長課長河本なんだな。そのうち村上ショージも出てくるらしい。芸というよりは、リアクションを是非みてみたい気はする。野見隆明とかピカデリー梅田とかは出す気はないのかね。
 電車の吊り広告で庄司陽子の『生徒諸君』の教師編がドラマ化されていることを知る。「残酷な今を生きるキミたちへ」というコピーに目がとまり、よく見ると主演が内山理名で、堀北真希が出ていて、ふぅんという感じなのだが、調べてみたら初回視聴率9.4%ということらしい。やっぱジャニらないとだめなの??まあしかし、帰ってきた時効警察初回12.8%だから、そんなこともないのかな。まあそんなものどうでもいいわけだけど。だってさ、前回の時効警察だって、一番面白いと思ったケラリーノ・サンドロヴィッチの時は8.4%だったわけだし。
 それにしてもこの時代に庄司陽子というのは、完全に時代は一周してしまったということなのだろうか。やや時代がかったストーリーを、背景描写はややアレであるものの、人物の絵がすばらしくよく、かつキャラ設定の良さなどもあり、王道の一人であったこのマンガ家の作品は、学部から大学院にかけて、リアルで読んでいた。『花とゆめ』ですらなんなのに、『少女フレンド』なんかを買うのは、『サムソン』を買うのより気が引けたのだが、買って読んでいた。とりあえず一回くらい録画してみてみようかな。