KEN & Koji

 本日の虎ノ門は特番である。三時間。こちぢばも三本。メンバーもフルメンバー。とはいえ、美保、蛭子が出てるってだけのことで、村西カントクとか、豊岡真澄とか、さざんかの宿とかまででているわけでもない。MEGUMIかみまくり、かつチャブを特別ゲスト扱いともう舞い上がってまして、わけわかんないわけです。生井亜実は、率直発言、図太い系、特徴をみせていたものの、なぜか最近はオーバーアクションと、バカ笑いと、手を叩くという歴代のお供のようなパターンが確立してしまっているが、それは井筒和幸監督に「もっと痛い奴連れてこい」とか言われたからでしょうか。ちょっと残念な気もするけど、まあ井筒が引き立てばいいということでありましょう。
 一本目は、キングコングで、一作目スパイダーマンはそれなりにほめたカントクであるだけに、どのようになるかと思ったら、「それなりに楽しめルンとちゃうか」などとのっけから言っていて、「K1や!」などと、もんどり打って闘うコングのアクションにけっこう喜んでいたりもし、ねえちゃんエロわあなどと得意の展開で、決め打ちかなどと思ったりもした。カツマタ「ナイスアトラクション」などと言いつつも、コングの多彩なファイトについて「K1、プライドより上。マウントまでするんだぜ」と絶賛。カントクは、それを認めつつも、筋がわかった作品のリメイクという点で、見えてきたのは緻密な作品性ではないことをシビアに指摘。実写で、すみずみまできめ細かくつくっていた頃と比べ、映画を驚かせるゲーム、CG制作のゲームにしてしまうかのような様相で、カツバランスも悪く、作り込んでいなく、また作品性が見えてこないみたいなことでコメントしていたように思う。CG、特撮の作品性は、アトラクションに過ぎないということは、小山ゆうの忍者映画の時なんかも指摘されていたけど、今回も同じようなことで、違うという意見はかなり多いと思うけど、一つの意見としてそんなモンだろうなぁとか思った。
 でまあ、「さるはええんや!」ではじまる前から怒り狂っていたのが、SAYURI。京都を描いているのに、セリフは英語、主演は中国女優。「こんなものみせられるのは罰ゲームや」と吠えまくる井筒。笑ったのは渡辺謙登場シーン。「出てきよったでぇ、KEN」。お供の亜実とMEGUMIも爆笑。中国女優の悩殺視線に私は笑ってしまった。見るとさ、「萌え〜〜!」なんだぜ。ワハハハハ。笑うしかないよな。「萌え〜」「萌え〜」。しかし、KENは萌えない。一方、不器用に萌えるのは、KENさんじゃなく、Kojiクンのほう。しゃるういだんすの主演男優が、シカゴの監督だかなんかのゆうとおり懸命に勉強したわけわかめな英語を話す。でまあ、監督は活火山状態なわけで、どうなるかと思ったら、気合いのンコ、じゃなかったシコですた。トイレから帰ったらちゃんちゃん。
 生井亜実MEGUMIねえさんもチャンツィかわいいなどとやっている。監督「イーデス・ハンソンさんやないけぇ」。でもMEGUMIは、映像美だとか、ザッツハリウッド炎ボーーなどをほめる。監督「おまえ、探しとったやろ」などと意地悪く指摘。そして、怒りが炸裂@KEN & Koji。「男二人なさけない。バカにすんな。新春隠し芸の英語劇じゃあるまいし。植民地映画でるな。マーシャルだかなんかしらんが、あんなもの京都に2〜3回のみにきただけのやつや」。このあと井筒吹きまくり。「桃井かおりは、まず日本語でやってみてから英語でやったし、まあエエわ。工藤夕貴は、ヒマラヤ杉のときとか頑張ったしいい。KENはまだ辛うじてわかるらしい。Koji ろくにしゃべれんのにでるなよ。ソン・ガンホとかがソウルのキーセンパーチーの映画撮るとかゆって英語でやレって言ってやるか?なんで英語なんや」。しまいには、「こいつらで撮っても同じ。イヤこいつらのほうが上」とお笑い芸人を絶賛?した。
 このあとは『ある子ども』を蛭子と美保と生井亜実で見に行くの巻。鬼のいない間に生井亜実は、吹きまくるかと思いきや、オーバーアクションしつつ、渋くかぶせるくらいにとどめていた。サイテーのあんちゃんを描いた映画を見て、辟易する蛭子「長すぎる」。井筒監督「ワシなんかサル三時間も見せられたんや」。わはははは。しかし蛭子叩きは、めちゃくちゃで、なんなんだろうこれは。