木下長宏『中井正一』(平凡社ライブラリー)

 メシを喰いに行く道すがら、啓文堂に立ち寄り、本を立ち読みした。「間」の研究をする場合、大きな手がかりになるのが、中井正一の機能主義美学である。新しい論考には、この点はふれていないが、それは稿をあらためて、佐藤毅氏の「異化論」などともからめながら、一本書こうかと思っている。というか、一章書いて、一気に一冊書き上げたいとすら思っている。

増補・中井正一―新しい「美学」の試み (平凡社ライブラリー)

増補・中井正一―新しい「美学」の試み (平凡社ライブラリー)