謝恩会行ってきますた

今日は社会学科の謝恩会である。この名称自体が、「仰げば尊し」を大学の追いこんで歌うがごときニュアンスを持つという意見もあるし、また高級ホテルにおいてバンケットを行う形式で、かつ欠席者からも記念品代金をとるというようなことについて、批判意見は少なくない。参加費が一万数千円。ドレスを新調するとなると、なかなかたいへんなことになり、金銭的な理由ででない人もいる。で、ジミ婚みたいな簡素なパーティーという意見が出てくるわけだが、それだと絶対ヤダという人もいるみたいで、毎年もめている。でも結局高級ホテルに落ちつく。まあこっちはコンパのたびにそこそこの金額を出しているし、最後ぐらいメシおごれやごるぁあああというカンジで、ちっとも悪いと思わないのだが、欠席者で記念品代を払ったら、卒業アルバムのお金がなかったなど、イヤなこともあり、複雑な気分である。ドレスアップしないででるというような雰囲気があればよいのだが。
 今年の会場はパークハイアット。御三家、新御三家もぶっ飛ぶご存じ高級ホテル。ここで交際相手にメシをおごってもらったとか、おーじまんしている学生たちの話をちょくちょく耳にし、宿泊料金などを調べて、ぶっ飛びマスタ。馬路高い。そんなところでできるのか?いくらだ?と思ったら、けっこう金額は例年より安い。え?なにそれと思いますたが、じゃあ料理はアレかなぁと思っていきました。ところがどっこい、料理は量も質も十分なものがあり、「馬路うめぇ」と思っていたら、ある先生から「今までで一番んまいですね」とのお言葉があり、私も禿げしく同意ですた。でかいタイを切りわけてくれるのとか、貝柱とエビの焼いたみたいなのとか、豚、牛、鳥が、様々なソース。あとデザートも多種多様。大好きなパンプディングもあり、もうどんぶり一杯食ってやるっつー雰囲気でスタが、さすがに体に悪いので自粛。牛が食えなかった。鹿かと思って喰わなかったのが、一番美味いローストビーフだったらしい。グレービーソースに気づかなかった私が馬鹿ですた。くそぉ。
 先生の挨拶は、毎年楽しみ。何年か前に私の声帯模写で大うけだった先生は、夢を受け継ぐことについて熱く語り、なんと高二まで芸大の音楽志望だったことなどを語り、なかなか染みる話ですた。某局アナ指導教員だった先生は、突然歌を歌い出し、最初はやばくね?とか思いましたが、真情を拝察できなかなか感慨深いものでした。ほかの先生方も、学生の門出にエールを送っていました。私はこう言うのが苦手で、毎年のように「言うことはない」「お元気で」ということだけを伝えました。
 歓談し、メシを喰い、写真を撮るなど、楽しくすごしましたが、途中で、「○○さんのだっちゅーの見ましたか?」といわれ、「何それ?」ときいたら、怒インパクトのドレスを着ているとのこと。私は、それまで一切選択的注意を払っていなかった部位に自意識を持ってしまいました。もちろん、それからあとは目線を高く保ちましたが、ずっとそう言う視線を封印して教室で、あるいはパーティ会場で、みんなと接していたと言うことにつきまして、プロ教師としての熟達を感じ、禿げしく自画自賛したい気持ちでございます。とても美味しい料理で、量も十分でしたが、たぶん昼のバンケットで、しかも時間が厳密に二時間と言うこともあったと思います。しかし、値段だとか先入観で判断せずセットされた幹事さんたちに敬服したいと思います。とてもよい会場でした。
 その後は屋上のサンテラスのある喫茶でお茶を飲む。各ゼミ来ていて、なかなかすごい風景でした。そしてその後吉祥寺白木屋ビルの飲み屋で、最後のゼミコン。フリーで入場したのが六時過ぎ。予約するよりやすいと思ったし。でもって、10名ほどが参加。途中帰る人もいましたが、結局そこでオール。店を出たのは五時で、12時間近くいたことになります。頼んだのは約100品。でもって、三万円チョイ。あまりの安さにぶっ飛びました。クーポンがありましたが、非常にお得です。あっとゆうまで、まあけっこう面白かった。もちろん学生の調査みたいなもので、お代はもたせてもらいました。最後が肝心と、ともかく1人で帰る人には歩いてかえらないように指示し、タクシー代を渡し、ついたらメールということで、全員の安全確認をしました。2人自転車の人は、ショーがないので、私が警護で送りまして、やっとのことで家に着いたら、夜が明けかかっておりました。地方出身吉祥寺在住者が多く、かつゼミにアイデンティファイするグループがいるとこんなカンジになります。けっこうみんなまじめに進路を考えていて、でもけっこう楽しんでもいて、面白いものだと思います。話題の中に、多少は卒論のこととかもあり、今後はそう言う話題が半分くらいなるようにしたいなぁと思っています。