卒業式

inainaba2005-03-16

 今日は女子大文理学部、および大学院の卒業式です。来賓、父母、教職員が着席している講堂に、卒業生は4列になって入場行進し、着席すると言うところから式は始まり、祈祷、賛美歌など、プロテスタント的な精神文化を具現した、簡素なかたちで式は進行します。挨拶は学長と学部長のみ、それもごく手短ですませ、メインは点呼です。卒業者全員の名前が呼ばれ、卒業生は返事をして起立をし、全員がそろったところで、総代が学位記をもらいます。うちの総代は学科まわりで、学科選出であり、特に成績云々で機械的に選ばれるわけではありません。この点呼は非常に厳粛なものであり、赴任当初(・∀・)イイ!!と思っていたら、河村NOZOMU氏が、「学生はこのくらいでも殊勝な気持ちになっちゃうんだろうな」とにやりと笑い、あいかわらず皮肉なぢぃだなぁと感心したのであります。あと賛美歌で、「また会う日まで♪」と尾崎清彦のような歌詞の405番を歌うことが多いですね。二番のみ引用しておきます。

荒野をゆくときも あらし吹くときも
ゆくてをしめして
たえずみちびきませ


また会う日まで また会う日まで
かみのまもり なが身を離れざれ
http://www.midorigaoka.ed.jp/ryokuyuu/omoidenohako/s405.htm

 この賛美歌を聴くと、K先生のご葬儀を思い出します。この歌が好きであったということで、ご葬儀でも歌われました。なかなか耳に残る歌であり、私が賛美歌のなかで唯一知っている曲です。今年歌われたかどうかはわかりません。だって、実はかなり遅刻していったので、もう終わる頃だったんすね。で、学長、学部長の祝辞と、校歌しか聴いてないッス。この校歌がなかなかよい曲なのですが、私も九年目にして漸くわかりはじめたという程度のもので、ほとんどの学生が歌えません。でも、サクラの合唱隊や歌う人が入っているし、教職員も馬路に歌う人も多いので、まあ大丈夫です。で、退場したあとは写真撮影会。退場する学生たちをご父母がむかえます。撮りまくり。他ゼミでヒョウ柄のドレスの椰子がいて、そいつがミッキーの人形をもっていたので、ちょっと借りて写真を撮りました。もう気分は小林薫容疑者。退場する時に、コートを頭からかぶって容疑者パフォーマンスしようかと思ったのですが、あまりにシャレにならないので、やめました。やめてよかったっす。
 そのあと学食に学校が用意したマダム石島のオードブルなどを食べまして、速攻今度は院の卒業式へ。こちらは人数も少ないので、チャペルで。学位記も一人ずつ授与されます。チャペルは、パイプオルガンも付いた美しい空間で、なかなかよいものです。オルガンを弾くのは、オルガニストでもある音楽学の先生。ちなみにここで卒業生は結婚式をできることは前にも申しましたとおり。参考のため写真をアップしておきます。明日は謝恩会。昼まで夜ゼミコン。オールだと、死にそうに疲れそう。