井筒和幸香港映画を語る

 買い物に出る。本屋に中筋直哉氏の単著がならんでいた。非常勤で社会調査を講じてくださっているので、とりあえず購入、あと車谷長吉の新作を購入した。その後街をぶらぶら、メシ喰ったりして、夜遅く帰り、昨日レンタルした田宮二郎版の財前教授でも見ようかと思ったが、先週ポテタンワンがけっこう盛り上がって、今週はさらにパワーアップかと思い、アンタッチャブルの一発芸でも見るかと思い、テレ朝をつけた。そしたら、鼻に指つっこんでうーんチューニングチューニングというのと、妙なポーズつけてモスコミュールというのと、どっちもどっちで萎え萎えですた。ウィークリーMCは襲名をひかえたこぶ平師匠。井筒和幸監督「世襲だけではなれない。芸がないと」けっこうほめている。こぶ平師匠が、『ローレライ』に言及すると突然井筒切れ始める。わしゃあこうゆう右がかった映画嫌いヂャ。それはまあいいが、役所広司なに考えとルンや。あんな髪の軍人なんておらん。とまあ、体操ご立腹。まあまあまあで、とりあえず進行。
 で、今週のこちぢばは、ジャッキー・チェン香港国際警察ニューポリスストーリー』とかゆう娯楽作品。井筒和幸監督がなにを言うか楽しみだったが、「パッチギまだやってるで。パッチギみろや」とパッチギの連呼。けっこう上機嫌。むかついているときははじまる前から、馬路キレてる。今週もカヤちゃんモードかとちょっとワクワク。しかし、井筒ひつこくパッチギを繰り返す。そんなパッチギこだわらんと、『スクールウォーズ』外伝か、正伝か、なんか撮って欲しいわぁ。チュンバ岸和田少年愚連隊とったくらいやから、撮れるやろ。
 で、井筒監督は、ともかく夢中になって映画をみていた。「ジャッキー老いたなぁ」といいつつも、ジャッキーのアクションに、ワオワオ言いながらけっこうご満悦。51歳のジャッキーが頑張っていてよかったやないか。こいつは死ぬまでやるで。と、絶賛。評価は☆一つだが、これは「B級定食(評価)」だと説明する。ここで井筒和幸の香港映画講座。一時香港は大変なパワーで映画を撮りまくっていた。ものすげー作品の量。しかし、中国に返還されて、それがピタッとなくなった。撮れなくなった連中は仕方なく、ハリウッドに渡った。そこで撮るしかなかったから。で、キャンタマ抜かれたのがジョン・ウー。もう娑婆僧っていうか、尻子玉抜かれ野郎の逝ってよし状態。アメリカに渡った香港の人は、チャイナタウンとかでしか撮れないようなところもあるんだという。で、愛想つかして帰ってきたのがジャッキー。単純なわかりやすい演技で、おなじみのアクション。ぢぢいになりながら、スゲーアクションだ。こんだけ身体はって演技する椰子は日本にはおらん。なんや『ローレライ』は!役所広司坊主にせぇよ、ボーズボーズ、あんな軍人おらんど。身体はってやれよ。やるゆう椰子は電話くれ!とまたガウガウ吠えだした。
 でまあ終わって、柳原なんちゃらゆうのが今日で卒業。この番組けっこう容赦なくいなくなるよな。蛭子さんや豊岡真澄はありうると思ったが、ちりこはぜってーやめねぇと思ってたけどな。ボコボコにゆわれて「馬鹿じゃないの!」とシャウトしたのはかなり笑った。つーか、村西監督や大川栄作はどーなったんだよ。かなりアバウトであることに気づく。なんか柳原も、けっこう定着していたと思うんだけどね。井筒監督なにを言うかと思ったら、「こいつなんにもわかっておらん。いっつも三つ星や。まあがんばって」。おいおいおい君の近所の人ではないのかと、思わずツッコミを入れたが、ボクはおなじみの人が辞めるのはちょっと萎える。
 そのあと、「ネット検索山崩し」みたいなのをやった。要するにキーワードを足していって、ゼロにした人がドボンというゲーム。南極二号じゃないよ伊集院君二号だよが考案したものらしい。けっこう楽しい。ッツーか、これはガキなんかと家族で楽しんだ方がいい番組だろう。まあでもこれだけじゃ番組にならないよね。いろんなの考えて伊集院君二号プレゼンツで突然はじめたりするのかなぁ。しかし、罰ゲームがすべらない物真似って、ぬるくねぇか?MEGUMI日吉ミミには笑ったけど。