バラエティ幹部はイケズ?

 政治部さわやかゴム男報道志望のAD村上ちゃんも大注目高田圭太試作品公開の巻。題して「報道部記者がバラエティに挑戦だと?パート2」。緊張してビビリまくりの高田圭太、誠意と努力の人高田圭太、この高田圭太がお笑いに挑戦。さんまちゃん「フジテレビはお笑いに寛大」「でも一番テレビに出ているの佐々木やんけ?」とイミシンギャグ。「これ編集やろか?」って、手が込んでいる。まあそれはともかく、高田は最初から「転けた」宣言。意欲満々、野心満々、でも誠意もりもり、不安むくむくの、初告白結果待ち、あるいは大学受験結果待ちの「どーせダメ」とか言うビビリ状態。異例のことながら、試作品公開前に、撮影、編集などなどすべてがはじめての高田が奮闘する模様、その誠実なとり組みと、緊張とビビリ、そして疲れ果てたあげくの爆眠姿を放映。まあこれは伏線なんだろうな。
 でまあ対決もの「天下一闘技会」と、ドラゴンボールを彷彿とさせる題目、緊張度は高まり、ガチンコセメントな雰囲気にさんまちゃんは「深夜のお遊び番組とは思えない」。おいおい、やっぱこれは深夜のお遊び番組だったのだな。「遊びだったのね!」とオヨヨと泣き崩れる高田の姿などがイメージされて、核爆しますた。今夜の対決は「ピアノ天下一決定戦」。芸能人でピアノ弾ける椰子の対決だという。赤コーナーは、かつみさゆりのさゆり。音大出身。阪神大震災でピアノがブチ壊れたなどというエピソードともに颯爽と入場。青コーナーは、え!誰これと思って、ドアップになりようやく大王膳イメージキャラクター天地真理であることに気づく。俺が言うのもなんだけど、こりゃあ大王膳喰い杉。モリモリ食って、お顔がぱんぱんに張っている。
 ラウンド1。さゆりは子犬のワルツ。天地はエリーゼのために。ネコふんじゃったも弾けない私には両者とも神にみえた。ラウンド2。オリジナル失恋ソング。なんかせつないよい曲だった。馬路(・∀・)イイ!!。けっこう萌え。天地。幻想なんちゃらという難しい曲で対抗する。これは完全にさゆりの作戦勝ち。ラウンド3。さゆりは悲愴。このくらいになるとさすがに私でもあらがみえる。天地はデビュー曲水色の恋で締めくくる作戦。かなりよろこけていた。2人とも健闘をたたえ合い終了。紅白歌合戦の両組主将のようにフェアーな姿がよい。毒にも薬にもならないNHK番組仕様のフェアプレーな策略合戦で、なんじゃこりゃあと思った。さんまちゃんに健闘をたたえられたさゆり「さんまさん間違えると白い歯がガーッと出てた」。さんまちゃん「天地さんは昔は可愛かったのに」。天地「今でも可愛いのよ」と馬路顔になり、もう完璧ヨゴレになっている。 さゆり夫は大喜び。さんまちゃん「前の男に作った曲や」「次は天下一ラーメン対決」。さゆり「ぽよよーん」と一発芸。
 村上真理子真っ先に感想を求められる。やや興奮気味に「すごい真面目で・・・」と言葉をつまらせる。「さんまさんは真面目な番組などできないと言っていた」「さんまにニュースをやらせるのはフジテレビの信用に関わると言われた」などというさんまちゃんのねたふりつかんで、村上ちゃん「さんまさんもやればできる!」。CM入りのテロップは、「これがボクの精一杯です」という高田のことばが流れる。ピュアー&ナイーブな高田の一生懸命と緊張を演出する。
 水口クン「面白い。ドキュメンタリータッチで」。湊さん「他の種目で見てみたい」。高田「あの、クレーとか、トランポリンも用意しています!」。さんまちゃん「トランポリンできる芸能人なんているのか?」。高田「これから探します」と目がとんでいる。村上ちゃん「すばらしい。バラエティも有望です」と、大物ぶりを発揮。高田は、最初から「餅は餅屋。でもボクは餅は無理。でもあんこくらいは」と言いさんまちゃんに「アホ、あんこのほうがむずかしいやないか」とつっこまれていたのが、ここでも「天下統一のため鉄砲構えたけど、撃ち方がわからない」「フジのホープタケダが目標」とか、もう興奮状況である。
 そして、ここから水口クン、湊さんのイケズがはじまる。京都人のイケズ本を読んだばかりの私にはそう思われた。さんまちゃん「(ダメやろ?とダメだしな表情で)企画より喋っているほうが面白い」と高田をたたえる。水口クン「この企画(・∀・)イイ!!行こう」。あわてたさんまちゃん「アホ、政治部はいいのか?湊さんは」とダメ出しを乞う。しかし湊さん「行こう!」。さんまちゃん「エエエエエエエ!」「タケダを目標とかゆう奴やで!」。水口クン「お年寄りとか見て、数字とれそうじゃないですか。それでいいじゃないですか」。高田目が飛んでいる「ホントなんですか?」。さんまちゃん「もう一本とろう」「このままだと高田気絶するど」。高田馬路やばい顔になっている。ワハハハハ。これはやっぱ、「ぶぶづけたべていけ」の類なのか。ともかく、パート1、パート2と、異なるパターンで高田のキャラを堪能しますた。「深夜のおふざけ番組」というさんまちゃんのことばが乱反射して、笑いをそそります。