滝沢オフ

 今日は3月末で全店歴史に終止符を打つという喫茶滝沢でのオフ会である。昼間に公務を終え、さらに思い出した今日〆切のプロジェクトYレジュメなどを書き殴り送信し、喫茶滝沢に向かった。参加メンツは、心脳問題Aさん、心脳問題Bさん、contractio さん、june_t さん、国書刊行会編集者Tさん、トリ人間のKさん、そして私の7人である。それぞれのぶろぐ、みくしなどで、オフ会報告などがあると思うが、私としては最大の収穫として最初に書いておきたいことは、フレイザー金枝篇』の完全版全8巻、別巻1が国書刊行会から刊行されるということを知ったことである。岩波文庫の部分訳ではなく、正真正銘の完全版。意義のある出版だと思った。ケツの話もぶっ飛んだが、やっぱこちらを特筆しておきたい。
 滝沢に着くと、june_t さんと、心脳問題のお二人がすでに到着し、歓談されていた。三人とも語りじょうずで、かつ私のようなカンニング竹山仕様の好き嫌い激しい系の語りではなく、和むわかりやすい語りで、居心地がよく、人見知りすることなくお話ができた。大部を刷った心脳問題は重版になるようだ。私はすでに持っているわけだけど、「実は『脳』ということばで買ったクチです」とドキュソな購入動機を披露した。あとから来たcontractioさんに「笑いをとるためならなんでも言うのか」とか、「それはつくり臭い」「インチキ臭い」などと、小気味のよいツッコミが入りますます語りは快調に。そのあと、Tさんが来られ、フレイザー完全版のことを教えて頂いたほか、編集サイドのあれこれなどをうかがい有意義だった。そして、最後に来たKさんは圧巻のキャラだったが、頭痛がひどいとかで帰られた。ちょっと調子にのって、社会学の話ばかりにしてしまったかなあと思ったが、まあ私はどちらかというとおまけで行ったので、場を仕切るのもヘンだと思い、流れるままに話を楽しんだ。この他にも、心脳問題のお二人が『ユリイカ』のブログ特集の話や、新しい本だとかの話をし、june_t さんやcontractioさんも著作の話などをされていた。わたしはべたなギャグを言っていただけであった。
 滝沢は、昔ながらのサービスができなくなったとかで、全店閉鎖になるみたいだ。閉店の理由がまた滝沢らしいなどと、みくしのコミュでも言われている。多くの研究会や、出版の打ち合わせに使われた場所で、みんなそれぞれに感慨が深いようだった。が、思い出話より、盛り上がったのは、最終日のことである。みんなモバイル持ってきて、実況ですごいことになるんじゃないかとか。2ちゃんでやるか?哲劇でやるか?でふろぐでやるか?など話題になっていた。結局閉店までいて、さらに東方見聞録で一献傾け、帰ってきた。しかし、新宿の飲み屋は飲み始めてすぐラストオーダーをとりに来て、そのあとしばらくして勘定。なんか、一時間で出されるのね。すごいよな。