Detroit7『1love』

 ここ二回ばかり、会食ではなく、純粋に夜ご飯を食べにのらぼー@西荻に行った。3000円弱はかなりぜいたくなのだが、まあたまにはいいだろうというカンジです。お総菜と野菜のセットとなんか一品。玄米ご飯とみそ汁もものすごく美味しいです。漬け物までの一品一品がとても配慮が行き届いていて、センスの良さを感じるデスね。そんな店ですから、趣味のいい音楽と、趣味のよいお客さんが来ていて、土方ジャンバーのおっさんが入ってゆくのはためらわれるのですが、まあ金払うわけだしぃ・・・と気合いで入ります。そのあと本を読んだり、ビデオを観たりしながら、寝て起きて、雪から雨に変わって寒かったし、うだうだ1日をすごす。夕方近くの新星堂にラブサイコデリコ期間限定発売ベストアルバムを買いに行った。そしたら、ザ・バックホーンとDetroit7の新譜なんかが出ていて、全部買うかまよったけど、バックホーン他はあとにすることにして、ラブサイケ&とDetroit7の二つだけ買ってきた。
 ラブサイケデリコは、英語日本語混ぜ混ぜ様式がものすげー個性的なスタイルに結晶していて、デビューしたときは馬路ぶっとんだわけだし、萌え萌えで、実は音程があい、脳血管がさほど詰まっていなければ「Your Song」をカラオケで歌えちゃったりしないこともないわけだし、また何度も言うようだけどドラマ『ハコイリムスメ』のエンディングのフカキョン飯島直子さんのギターワーク?めっちゃはまった時期もあったわけだけど、武道館でライブなんて爆風スランプですかぁ〜?「無理だ!」と思いつつも、稽古手抜き芸人といわれる山崎裕也@下衆ヤバ夫に「Your Song」の替え歌で「下衆ソング」歌わせていじめたらいいんじゃねとか、話が下衆シフト、下衆トリップしてしまう今日この頃。なかでは、「Standing Bird」が小暮はなのすっとぼけた、っつーかウルトラシュールなハトの歌を思い出したりもしたんだけど、聞いてみたら、なんかツェッペリンとかゆうとファンが怒るだろうけど、入りのギターパロったみたいなのがずっと続くカンジで、個人的には萌えですた。
 まあしかし、やっぱDetroit7は、何度見ても、聴いても、かっこいいなぁと思いますね。なんつーか、ジミヘンで女性ボーカルがパンクるとこうなるんじゃないかっつーか。たとえばジミヘンのFoxy Ladyだったっけ?まああんなふうな淫靡な、淫猥な、フェロモンが満ち満ちているわけだけど、それがヘイトアッシュベリーな儀式性とかとは違う、−−毎度しつこくてゴメンナサイですが−−つっかけはいて、西友かなんかのブラウスとスカートはいて、池袋のはずれみたいななんか安くて汚いッぽい街をかったるそうに歩いてそうなカンジにパンクであって、またこれもしつこいわけだけど、レフティでぶっぱたくようなギターワークは、馬路かっこいいと思いマスです。歌詞カードみたいなのにも、はたしてライブパフォーマンスの写真がのっていて、奥田民生がらみの広島だかのライブを思いだし、(・∀・)イイ!!と思いますた。
 日本語も英語も歌詞がわけわかめなのはあいかわらずだけど、まあそれはどーでもいいわけだよな。ボーカルの声はすごくいいとおもうけど、なんかゆっているうちにわけわかんなくなってきて、でもってギターぶっぱたき、ドラムぶったたき、べーすぶったたきになる。ものすごい盛り上がり。#1の「Inside」から#11の「Golden Globe」までずっとそうなんだよね。曲作りや歌詞に若干説明的なところがあって、萎える人は萎えるかもしれないけど、#1の歌詞は馬路ぶっ飛びます。ぶっ飛びますが、音はもっとバンプにぼよよ〜んなんであります。
 いか天をやっているころ、パンタさんとか、ポンタさんとか、「女バンドはなぁ・・・」などとゆっていて、「ゴーゴーズは(・∀・)イイ!!んだぞぉ〜」とかゆうのが関の山であったわけですが、「Detroit7ってすごくね?どうよ?」とかゆいたい気分でございます。
 一つくらい売れそうな曲入れればいいのになぁと思ったりもしますた。ライブは萌えるだろうけど、シュタッとランク入りしそうなの。まあでもそれは、マイナー旋律と、耳ざわりのいいメロディと、しみる歌詞などへのこだわりを持つ、ぢぢいのたわごとなのかもしれませぬ。