『レジェンド・オブ・メキシコ』

 ちょっとノドが痛くなって、大事をとって帰省をとりやめ、うがいをしながら、1日ごろごろしながら、本を読んだり、ビデオを観たりしていた。『レジェンド・オブ・メキシコデスペラード』バンデラスとジョニー・デップの共演におけるバキュンバキュンのガンアクションだけど、なんかちょっとぶっ飛んだ編集していて、回想が混じったりして、映像がシュパンシュパンするのが、ウザクもあり、スリリングでもあったりした。コンセプトはリベンジなワケだけど、CIAのエイジェント役のジョニー・デップがCIAというロゴのTシャツを着ていることと、バンデラスのナイス☆なギターポーズ以外は、さして萌える部分もないというのはウソだけど。特にTシャツは禿げしく笑いますた。なんかこれってさ、タランティーノが『北斗の拳』をとったってカンジなんだよな。悪い椰子が集団でクルマにのって街に現れたりして、そこへアチョーってあらわれるのがバンデラスで、
 しかしどーにもわけわかめなのがジョニー・デップで。この役はなんの意味があるわけ?なんかさ、政治的なメッセージとかるというならべつだけどさ。つまりは、レーガン−ブッシュなアメリカが、絵図描いてみたいなこと。しかし、なんか最後のデップは眼から血を流したりして、まったくぶっ飛んでいたと思う。もっとも、かなり鮮明なイメージを残すのも事実なんだけどね。スペイン人が、新天地で命がけでつくったカトリック布教のための建造物と、街並み、闘牛やキリスト教の祭りといったものが、中南米では民衆の風俗と溶けあって、面白い習俗をつくりだしている。そんなものや民衆の姿みたいなものが描かれていて、しかし、それでいて、女性でもがきでも庶民でも、意味わかめにビシバシ撃ち殺されてしまったりしていて、なんなんらなんだけど、その分リアルだったりと、西欧文化的な原理的図式逝ってよしな、つくりがあるものの、結局はリベンジなオトシマエがついてしまったりする。まあ、かるい娯楽作品なんだと思うけどさ、名優ジョニー・デップはなに考えてるんだ。ハンクス&クルーズのトムトム悪役なんかとは違うのはわかるし、井筒和幸だかだれだかが、ジョニー・デップが出ているのが救いとかゆっていたような気もするけど、なんともわけわかめだったが、まあボクはガンアクションで歌舞いてくれて、けっこう萌え萌えなのであったりする。
 見終わったら暗くなっていた。お腹がめっさすいていてメシくいに出て、なんかこのままうだうだしてイルのやだなぁと思い、なんとなく電車に乗った。またミックスジュース飲んで、下りが来たら国分寺で餃子、上りが来たら上野で豚カツときめた。で、下りが来たので乗って、餃子を食うだけのために国分寺まで行った。餃子はうまかった。だけど買い物がしたくなり、都心へ。まさにヒガシヘニシヘであった。